心理テストはウソ?

人の持っている潜在的な能力は、外側からは見えない
もし、鏡で顔を見るように自分の心理がわかると、自分の心の自画像が浮かび上がってくるに違いない

  • 企業が、人を採用するときに、筆記試験だけでなく、必ず面接するのはその人が発している雰囲気やその内面に隠れているところを見ようというためです。
    「心理テスト」も、その人の内面を少しでも正確に捉えようとして、広く用いられています。
    採用する企業側は、「欲しい人材を確保する」「適性でない人材を選別する」ということでよいのです。
    しかし、受験する求職側の学生、求職者にすれば、不採用のときは、「心理テスト」の結果は知らされないのです。もちろん、面接や筆記試験の結果もあるので、心理テストのみで採否を判断しょうというわけではありません。

  • 「心理テスト」はウソだったという本の感想は、被験者の立場からであり、出版社が売る商品にするためにつけた書名でしょう。出版社の商品企画は当たったことになります。心理学者の著者が付けた書名とは思えません。
    この本の「心理テスト」はウソだったという論理は独善的、一方的という内容です。言論の自由だから、どんな本を書いてもよいが、他の学派の実績をウソ呼ばわりするような礼儀をわきまえない本はどうなのでしょうか。天に唾するようなものではないかと思います。

  • 心理テスト、特にYGテストを経験した人が、「心理テストはウソだったのか?」と自己の体験を活かすことなく、割り切ってしまうことは自己を振り返るチャンスを失っているのと同じです。 心理テストに無知な人を面白おかしく、「どうだ、わかったか?」で終わりにするのは、本の権威も失墜でしょう。それこそ、何の益もない本ということになります。日本を代表する出版社が「他の心理学者を誹謗する」著作内容を考慮することなく出版することは、就職戦線に合わせた儲け主義と言われても仕方がありません。

  • 「YGテスト(YG性格検査)」は、12の切口から、心(内面)の断層写真を映したようなものです。これで人間のすべてが描き尽されたわけではありません。
    「YGテスト入門」というネット販売の本にもこのことを書きましたが、学問の世界という「場」と実務の社会での活用の「場」とは自ずと異なるものです。
    短時間で、その人の持っている気質・本能・心の状態・やる気・物事に対する態様が、ある程度見ることができます。これを面接と合わせて用いることにより、採用試験として適性判断ができるのです。

  • 20年間、経営コンサルタントとしてYGテストを使用し、人の動機付け、カウンセリングに携わって来ました。その間よく、被験者からは「どうして私のことが過去から見ていたようにわかるのですか」と質問を受けます。
     12因子の分析・診断だけで、ある程度、その人の性格と潜在的なポテンシャルがわかります。
     YG性格検査(YGテスト)という「心理テスト」は、企業側は被験者に対して正しく用いることが大切です。

  • 現在も、全国の多くの企業で適正を判定する心理テストが使われており、心理テストはいろいろ販売されています。
    YGテストは、関西大学文学部心理学者であった故辻岡美延名誉教授、その恩師であった故矢田部達郎京都大学教授がアメリカの心理学者ギルフォードの心理テストに触発されて創り上げたテストです。
    YGテストは、「心理テスト」として、多くの学校、病院、企業で使われてきた実績があります。
    その上、YGテストは、簡便で安価という特徴があります。
    大学、専門学校などで、適職診断のために用いるところも多くあります。
    学生の方や求職者は、この「心理テスト」の結果が自分の自画像をとらえるツールとして、逆に自分の成長のために用いることをお勧めします。

  • 小生は、関西大学1回生の時に、教養学で心理学を選択、授業の演習でYG性格検査を体験しました。
    その結果は、極端な思考内向性でC型タイプ、非社交性の性格でした。その衝撃が強くて落ち込んでしまいました。初めて自分という性格と相対したのです。
    なんとか、しないといけない。次から大学の授業でマンモス教室の場合は教壇から3列目位に座ることにしたのです。次に、質問はないか?の教授の促しに、勇気を奮って挙手をしました。
    そして、「先ほどの講義の語彙○○が理解できなかったので、もう一度、説明をお願いします」とやったのです。
    これがYG性格検査との出会いであり、私の人生で自分自身を知り、自分を変えるきっかけになりました。

    今日、人前で講演をしたり、たくさんの企業支援、YG性格検査を使ったカウセリングなどができるようになったきっかけは、YGテストの結果でした。

自分の成長の方向を意識し、行動する

  現状から成長の方向性を知る
強みを伸ばし、弱みは克服する
強み ・がまん強い
・1人でコツコツと勉強や仕事ができる
・好奇心がある
自分のやりたいことを選択し、その分野の情報収集と分析を行い、そのことをマスターすることに集中する。
その分野のプロになるための道や方向を探求し、目標を定める
弱み ・人前に立って話やリードすることは嫌い
・動作がゆっくり、マイペース
・大勢の中に入りたくない
話し方教室など、その道のプロから手ほどきと助言をもらう
積極的に人中に出て行き、話題を提供する

このように自己の体験から、自分の特性の強みをさらに伸ばす、弱みを克服する方向で意識することが自分を成長発展させることにつながります。

特に、

(1)主体性・積極性

(2)行動の俊敏性

(3)決断力

の3つを伸ばされることです。
 自己の成長・品性の向上に努めるためには「心理テスト」のYGテストは大いに役立ちます。

 

どのようなツールでも、多くの実績で使われているものは、そこに真理があります。頭から否定してかかるのではなく、謙虚に受け止めて、その制約の中で活用していく時に、自己に有益なツールになります。