YG性格検査とは

 YG性格検査とは、その名の通り人の性格を心理学に基づいて検査する性格検査です

(1)120問の質問を使っての検査

質問項目は心理学者の学究成果から設定されたものです。
性格に関する質問、例えば、「人の世話が好きである」というような問いです。
この質問に対して、自分の行動やクセなど性格を振り返って、回答欄に、「はい」「いいえ」「どちらでもない」の答えから選択して、回答欄にあらかじめ印刷された○印、△印をなぞって印を入れます。
検査用紙には回答欄と共に採点欄も付いており、検査が終了すれば、その場で採点が可能です。採点は回答した○印や△印を集計することで、12の性格因子が数値化され、その数値を検査用紙にあるプロフィール表に移すと、検査を受けた人の性格をグラフを通して観察できます。また、YG性格検査ではプロフィール表(グラフ)に現れる形を5つの型(グループ)に分類しており、型判定をすることで、検査を受けた人の性格特徴をつかむことができます。

 

(2)YG性格検査のプロフィール図(グラフ)から何がわかる?

グラフの形状 タイプ 特徴 情緒 向性
中央寄り 平均型 中庸 平均 平均
右寄り 独善型 積極的 不安定 外向
左寄り 平穏型 温順寡黙 安定 内向
右下がり 管理型 積極的 安定 外向
右上がり 異色型 寡黙 不安定 内向

 

どのタイプが望ましいか?

型に優劣はありません。人事担当の方はD型の人を選定される傾向にありますが、社員すべてが積極的で管理者向きであれば良いとも言えません。
ソフトウェア開発や技術開発の研究員はE型が向いているかも知れません。生産現場での熟練工の方はC型の人が安定してして、黙々と仕事をしてくれる傾向があります。独立して専門技術に生きたい、または事業欲のある人はB型の人が向いています。 経理事務ほか管理事務に適応する人はA型の人です。しかし、人によって細かい分析も必要で断定はできません。
YG性格検査のプロフィール表から人物像が浮かび上がってくるように、分析に習熟することも大切です。
これらの見方は「YGテスト入門」の本に詳しく説明されています。 検査用紙と同時に注文ができます。

 

(3)「質問紙法」を採用しているのはなぜか

検査者が質問を読み上げることによって、強制的に被検者(回答者)に回答する方法です。
この方法は、自分で質問を読んで記入するという方法より、格段に被験者の性格を正確に引き出せると言われています。
したがって、精度の高い回答を得たいならば、このYG性格検査の強制的に質問を読み上げることを理解し、一定の間隔(6-7秒)、被検者に余計な考えをする間もなく、順次読み上げて検査を進めます。
性格検査は、この検査方法を確立された辻岡美延先生(関西大学名誉教授)の著作によれば、再認識され、本邦における質問紙法形式の性格検査の中で最も優れたテストとして、教育・臨床・産業の諸分野において広く用いられるようになった。」と書かれてあります。
  (新性格検査法-YG性格検査・応用・研究手引き-辻岡美延著 日本心理テスト研究所㈱2000年刊)